気密試験機

 
正面側面

 製品を水に沈め、製品内部に高圧空気を充填して、ひびやホール(穴)等が入っていないか確認する機械です(手動式)

 この機械の場合は作業者が目視で確認する廉価タイプですが、自動的に高圧空気を充填後、高圧空気の供給を遮断し、単位時間後に圧力低下を自動認識し、わずかな差を検出してわずかな漏れを検出するタイプも製作可能です。(ただし、装置そのものの漏れも若干ながら発生するため、ある程度の誤差は発生します。誤差の範囲は検査対象にもよるため、ご相談ください)

 この機械の特長は、水の移送にポンプを使用していないため消費電力が少なく、水の給排水が速くかつ電圧範囲を選ばないこと。AC100V,200V いずれでも製作可能です。DC電源タイプは別途お問合せください。

 ただし、高圧空気(エアー)を多用しているため、エアーの消費量が比較的多いのが欠点です。

 また、給排水用タンクを自分で持っているため、タンクの別途設置は不要です。


 操作手順は下の写真をご参考下さい。左から

ワークセット部ワークを固定する給水して水没させる高圧(圧縮)空気をワーク内に充填

 という手順になります。

 なお、空圧計を使ったタイプですと、高圧空気充填,充填遮断,その時点での空気圧読取,一定時間経過後に再度空気圧読取,差を演算して結果判定となります。


2003/06/02


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