雪下ろし

作業風景切り出し1切り出し2切り出し3
積雪量アスト除雪用具各種スノーダンプ
雪下ろし完了積みあがった雪高い基礎自宅の裏

 屋根の雪が積もってきたので、親父と二人で雪下ろしをしました。

 一旦降った雪は、降った時点ではゆるく軽いので、雪は軽く柔らかい というイメージがありますが、実際には降ったあと晴れ間に融けて、夜の冷え込みで固くなります。(これを地元では「雪がしまる」と表現します。)

 そのため、押したぐらいでは雪下ろしはできません。豆腐状に切り出さなくてはいけません。最上段右側3枚の写真がそうです。角スコップ(通常の先の丸まったスコップでは無く方形のもの)で縦に切り込み入れ、横に切り込み、下からすくって角砂糖の形にして地面に放り投げます。

 はっきり言って重労働です。雪国の屋根にトタンが多いのは、建物が雪の重みに堪える必要があるのと、この雪下ろしの作業があるからです。また中段左から2枚目の写真にあるように転落事故を防ぐための「アスト(方言かもしれません)」が設置されているのが普通です。

 また、雪に建物が埋まらない様に土台が高くなっているのも、雪国では普通です。(最下段右から2枚目)大体1m程度地面から基礎でかさ上げしてあります。最近は昔よりは雪は降らなくなりましたが、2階の窓から出入りしたことも明治、大正期はあったそうです。温暖化の影響かも知れません。

 撮影地:山形県米沢市 撮影日:2003年2月1日

2003/02/01


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